Column 192
2023/01/03 18:00
新年あけましておめでとうございます。
2022年 五黄の虎の年(コラム119) が終わり、2023年は「癸(みずのと)卯(うさぎ)」の年です。
卯年は十二支の4番目の年で、癸は十干の最後の要素です。
十二支と十干を組み合わせたものが60通りあり、これが一巡すると還暦となります1)。
ウサギは穏やかで温厚な性質であることから、「家内安全」をもたらし、跳躍する姿から「飛躍」や「向上」を象徴するものとして親しまれてきました。
また、「植物の成長」という意味もあり、卯年は新しいことに挑戦するのに最適な年といわれています。
株式市場には十二支から、
という格言があります。ウサギは跳ねるので、景気が上向きに跳ねる、回復するといわれており、株式市場にとって卯年は縁起の良い年として知られています。
卯(兎)が入った四文字熟語をいくつか挙げてみましょう。
烏飛兎走(うひとそう)
古代中国の言い伝えでは、太陽には烏(カラス)が住み、月には兎が住んでいるとされていました。月日が慌ただしく過ぎていくことを、太陽と月の早い動きから、烏が飛び兎が走るさまに例えた言葉です。
鳶目兎耳(えんもくとじ)
鳶(とび)の目は遠くのことまで目ざとく見つけ、兎の耳はささいな音も聞きもらさないという意味で、そのような目と耳を持った情報収集能力の高い人のことです。
2023年の卯年も烏飛兎走(うひとそう)の一年になりそうですが、情報が錯綜しているこの時代、鳶目兎耳(えんもくとじ)の高い情報収集能力で賢く生きていきたいものです。
引用
1)https://i-corporation.jp/blog/nenga2/
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