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福岡天神の産婦人科 野崎ウイメンズクリニック

Column 185

2022/11/15 18:00

七五三

院長コラム

 11月15日は七五三ですね。子供の頃、千歳飴の袋を神社でもらうのが楽しみだった思い出があります。子どもの健やかな成長を祝い、祈願する七五三はその名のとおり3歳、5歳、7歳で行われる日本の伝統行事です。七五三の由来ですが、平安時代の頃から宮中で行われていた3つの儀式がもとになっているようです1)。

 現代に比べて医療が発達してなく、衛生面も良くなかった昔は、子どもの死亡率が大変高かったので、「7歳までは神の子」として扱われ、7歳になって初めて人間として誕生すると認められていました。そのために、3歳、5歳、7歳の節目に成長を神に感謝してお祝いをしたことが七五三の由来とされています。

 平安時代には、男女ともに生後7日目に頭髪を剃り、3歳ごろまでは丸坊主で育てるという風習がありました。頭を清潔に保つことで病気の予防になると信じられていたためです。3歳の春を迎える頃に「髪置きの儀」または別名「髪立ての儀」を行い、子どもの健やかな成長や長寿を祈願しました。

 さらに、5歳から7歳の間に当時の正装である袴(はかま)を初めて身に付ける「袴着(はかまぎ)の儀」を執り行いました。別名、「着袴(ちゃっこ)」と呼ばれるこの儀式を経て男児は少年の仲間入りをし、羽織袴を身につけます。

 一方で、女児は「帯解(おびとき)の儀」別名「紐落とし」として着物を着る際に使っていた付け紐をとり、帯を初めて締める成長の儀式を7歳で行い、大人の女性へと歩み始めるのです。

 3歳、5歳、7歳を節目とした理由は、暦が中国から伝わった際に、奇数は陽で縁起が良いとされたためで、「3歳で言葉を理解し、5歳で知恵がつき、7歳で乳歯が生え替わる」という成長の節目の歳であるためともいわれています。

 江戸時代には現在の七五三の原型として、武家や商人の間に広まったといわれています。明治時代には現在のように「七・五・三」と呼ばれて庶民の間にも広まり、大正時代に現在のような形が出来上がったとされます。

 子どもの健やかな成長を祝い祈るのは、今も昔も変わりませんね。

引用

1)https://www.studio-alice.co.jp/shortcut/753_s/column/detail01.html

この記事を書いた人

野崎 雅裕
野崎 雅裕野崎ウイメンズクリニック 院長
福岡市天神の産婦人科、野崎ウイメンズクリニックの院長。女性医学の専門医として、九州大学病院などにおいて、思春期から更年期女性のホルモン療法や不妊治療、漢方療法、月経痛や女性のこころとからだの悩みに関する医療に長年従事。ホルモン療法やピルの使い方、月経痛の対処法や月経移動の説明にも精通した熟練スタッフとともに、すべての患者様へあたたかいケアを行っている。
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