Column 127
2022/02/01 18:00
2021年~2022年の冬は、ラニーニャ現象で日本は大寒波になるとの予報が出ていました1)。「ラニーニャ現象」とは南米・ペルー沖の赤道付近の東太平洋で、海面水温が平年より低くなる現象で、日本を含む世界の天候に影響を及ぼすと考えられています。
冬にラニーニャ現象が起きると、日本の上空では偏西風が平年より南に蛇行して寒気が流れ込みやすく、気温が東日本や西日本などで平年より低くなる傾向にあるということです1)。また日本海側で大雪になることがあり、2017年から18年には日本海側の広い範囲で大雪が続き、立往生や除雪作業中の事故が多発しました。
気象庁異常気象情報センターの竹川元章所長は、「西日本を中心に気温が低くなり、降雪量も多くなる傾向が予想されている。北日本や東日本も含めて一時的に大雪になる可能性もあり、最新の気象情報に注意してほしい」と話しています1)。
ラニーニャ現象とは反対に、南米・ペルー沖の赤道付近の東太平洋で、海面水温が平年より高くなる現象を、エルニーニョ現象といいます2)。エルニーニョ現象が発生している時には、積乱雲が盛んに発生する海域が平常時より東へ移るために、夏の気温が下がり降水量は少なくなります。
このコラムを書いているのは、2021年11月15日です。コラムがアップされるのは、2022年2月2日の予定です。約3ヶ月前の予報ですが、何となく当たりそうです。それにしても、大雪だけは勘弁してほしいものです。
引用
1)hhttps://bit.ly/3Gfafsr
2)https://bit.ly/3IUKOhl
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