Column 201
2023/03/07 18:00
3月8日は国際女性デーです。1904年、ニューヨークで婦人参政権を求めたデモが起源となり、国連によって1975年に3月8日を「国際女性デー(International Women’s Day)」として制定されました1)。
国際女性デーは素晴らしい役割を担ってきた女性たちによってもたらされた勇気と決断を称える日です。女性に感謝する同じような記念日がイタリアの有名な「ミモザの日」です。ミモザの日は、「フェスタ・デラ・ドンナ(女性の日)」とされ、女性に感謝を込めて、母親や妻、友人、会社の同僚などに愛や幸福の象徴であるミモザが贈られています。
2015年9月に国連で採択されたのがSDGs(Sustainable Development Goals)(持続可能な開発目標)ですが、その中の目標5が「ジェンダー平等の実現」です。女性のエンパワーメントとジェンダーの平等はSDGsを促進する上で欠かせないものです。
女性と女児に対するあらゆる形態の差別に終止符を打つことは、基本的人権であると同時に、他のすべてのSDGsにおいて波及効果があります。国際女性デーでは「女性の生き方を考える日」として、日本でも「国際女性デー:HAPPY WOMAN FESTA」を全国で展開しています。
日本における「HAPPY WOMAN FESTA 2030」では、男女ともにジェンダー平等について考え、アクションする日として3月8日の国際女性デーを社会的なムーブメントとするように、2030年までに47都道府県での開催を全国に拡大しており、2023年現在24の都道府県で開催されています。
日本は、女性の社会進出が遅れている、国会議員の数が少ない、企業での役員数が少ないと言われていますが、婦人科を訪れる患者さんの中には国内外で活躍されている女性がたくさんいらっしゃいます。全ての女性の健康をサポートしていくのも婦人科医の大切な役割だと日々思っています。
引用
1)https://happywoman.online/festa/iwd/
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