Column 144
2022/04/03 18:00
2022年1月15日午後1時ごろ、約8,000km離れた南太平洋のトンガ沖で海底火山の大噴火がありました。当初、日本への影響は一旦はないと思われましたが、16日未明には津波警報が出て、交通機関の欠航、運転見合わせが相次ぎ、船の転覆や流出も起き、大学入試共通テストが一部試験会場で中止・再試験となりました。
人工衛星から撮影された海底火山の噴火映像は非常にリアルでしたが、遠い日本でも、近い将来、高い確率で起こるであろう南海トラフ地震のことが頭をよぎりました。海底火山の噴火とは違って、プレートの潜り込みや反発による地殻の変動なので、地震も津波も非常に大きく、広域に及ぶものと予想されています1)。
「私が見た未来」
漫画家のたつき諒さんが自分の予知夢を記載した内容の本です。初版は1999年7月ですが、この時点で2011年3月11日の東日本大震災のことを夢見たことが記されています。あまりにも衝撃的だったため、初版本は非常な高値がついて一冊10万円もしました。
初版本では1991年8月20日に富士山噴火の夢を見て、2021年の8月20日が富士山の噴火ではないかと予想しましたが、実際には噴火はありませんでした。それでも、「私が見た未来」を復刻した欲しいという声に推されて、この本は2021年10月に復刻発売されました。
たつき諒さんは、2025年7月にフィリピン付近の海中でポッカリと盛り上がりが見えて、それが同心円状に海上を広がっていったと書いています。これが 南海トラフ地震なのでしょうか。このコラムを書いているのが、2022年2月ですから、3年半後ということになります。
フィリピン付近の海上で「ポッカリと盛り上がり」というくだり、今回のトンガ沖海底火山噴火の衛星画像と重なりました。南海トラフ地震は正しく恐れなければなりませんが、「その時」どこにいるか、何をしているか、覚悟が必要です。
引用
1)https://www.toshinjyuken.co.jp/aichi_nagoya/?p=5464
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