2024年をふりかえって

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　2024年が終わろうとしています。2024年は1月1日に能登半島大地震が起きて、元旦早々大変驚きました。多くの方が亡くなり、甚大な被害が発生しました１）。さらに、翌日1月2日には羽田空港で日本航空の旅客機が海上保安庁機と滑走路で衝突２）。旅客機の乗客乗員は全員避難して無事でしたが、機体は灰になりました。亡くなった海保隊員は能登半島地震の被災地に向かう予定でした。

その能登地方に、9月21日線状降水帯が発生し、23もの河川が氾濫して大水害となりました３）。大地震による甚大な被害から復興しようとしている矢先に希望の光を吹き飛ばすような災害の発生です。能登半島にばかり大きな災害が繰り返されるので、やり切れない気持ちになりました。

また、夏は「猛暑」をとおり越して「激暑」でした。太宰府市では9月20日になっても猛暑日が記録され、年間の猛暑日が62日となりました。これまでの猛暑日年間最多記録は2023年に群馬県桐生市で計46日でしたが、これを16日も超過する「熱い新記録」になりました。

世界でも気温上昇や猛暑が続いており、大規模な山火事や森林火災が頻発しました４）。地球上の森林消失は、ここ20年でおよそ2倍に増加しているとされています。カナダ、カリフォルニア、テキサス、ニューメキシコ、チリ、ロシア、オーストラリア、ギリシア、ポルトガルなど世界各地で山火事が発生し、そのために地球上のCO2がさらに増えるという悪循環になっています。

その気温上昇の影響か、世界中で大洪水による被害が頻発しました。ドバイ、ブラジル、中国、バングラデシュ、アフガニスタン、オーストリアなど世界中の至る所で豪雨による大洪水が発生しています。日本でも以前は線状降水帯のような集中豪雨はあまりみられませんでしたが、近年は毎年のように発生しています。

2024年は地球が熱にうなされたような年でした。

引用・参考文献
１）https://ja.wikipedia.org/wiki/能登半島地震_(2024年)
２）https://ja.wikipedia.org/wiki/羽田空港地上衝突事故
３）https://arrows.peace-winds.org/journal/13973/
４）https://www.energytracker.jp/20240906_climate_wildfire/

この記事を書いた人

野崎雅裕野崎ウイメンズクリニック院長: 福岡市天神の産婦人科、野崎ウイメンズクリニックの院長。女性医学の専門医として、九州大学病院などにおいて、思春期から更年期女性のホルモン療法や不妊治療、漢方療法、月経痛や女性のこころとからだの悩みに関する医療に長年従事。ホルモン療法やピルの使い方、月経痛の対処法や月経移動の説明にも精通した熟練スタッフとともに、すべての患者様へあたたかいケアを行っている。

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