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Column 289

2024/11/12 18:00

モナリザの微笑み

歴史

絵画

芸術

 前回のコラムで腟・外陰レーザー治療のモナリザ・タッチ®︎についてお話をしました。このレーザー機器はイタリア製で海を越えて運ばれてきました。

モナリザ・タッチ®︎の「モナ・リザ」は、イタリアの美術家レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた油彩画で、世界でもっとも知られた、もっとも見られた、もっとも書かれた、もっとも歌われた、もっともパロディ作品が作られた美術作品といわれています1)。

「モナ・リザ」のモデルとされるリザ・デル・ジョコンドは、フィレンツェの裕福な絹商人フランチェスコ・デル・ジョコンドの妻です。

1503年、夫のフランチェスコは妻の肖像画である「モナ・リザ」の製作をレオナルド・ダ・ヴィンチに依頼しますが、これはデル・ジョコンド家の新居引越しと次男の出産祝いだったと考えられています。「モナ・リザ」の微笑みは出産の喜びを表しているともいわれています。

1516年、レオナルド・ダ・ヴィンチはフランス王に招かれてフランスを訪れます。この時に製作中の「モナ・リザ」もフランスへ持参し、フランスでも「モナ・リザ」に加筆し続けたと考えられています。

1519年、レオナルド・ダ・ヴィンチが死去すると「モナ・リザ」は他の作品とともに弟子のサライに相続され、その後、「モナ・リザ」はルイ14世によってヴェルサイユ宮殿へ、フランス革命後はルーブル美術館の所蔵となり現在は常設展示されています。

優美な「モナ・リザ」の微笑みとは対照的に、背景にはうっすらと凍てついた山並みなどの広大な風景が描かれ人影は見えません。人物と背景の劇的な対比と雰囲気はレオナルド作風の典型ともいわれています。

「モナ・リザ」の微笑みは、英語ではMona Lisa’s smile といいます。「モナ・リザ」の笑いと訳すと雰囲気が壊れますね。

引用・参考文献

1)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%8A%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%82%B6

この記事を書いた人

野崎 雅裕
野崎 雅裕野崎ウイメンズクリニック 院長
福岡市天神の産婦人科、野崎ウイメンズクリニックの院長。女性医学の専門医として、九州大学病院などにおいて、思春期から更年期女性のホルモン療法や不妊治療、漢方療法、月経痛や女性のこころとからだの悩みに関する医療に長年従事。ホルモン療法やピルの使い方、月経痛の対処法や月経移動の説明にも精通した熟練スタッフとともに、すべての患者様へあたたかいケアを行っている。
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