Column 234
2023/10/24 18:00
車のクラクションを鳴らすのクラクションは、英語では「Horn(ホーン)」といいます。クラクションは警報器の製造会社であるフランスのKlaxonが元々の語源です1)。ハンドルを切るのハンドルは英語では「Steering Wheel(ステアリング・ホイール)」といいます。ハンドルは「取手」のことです。
アメリカ留学中に車のトラブルにはよく遭遇しました。そこでは、それまで使っていた車に関する用語はほとんど「和製英語」だったことを痛感したのです。ガソリンスタンドは和製英語で、アメリカではGas Station(ガス・ステーション)。レギュラーガソリンはUnleaded Petrol(無鉛ガソリンの意)です。
右側通行のアメリカでは、赤信号でも常時右折が可能な「Turn on Red(赤で右折)」というのがあります。最初は後ろの車からホーンを鳴らされて、慌てて右折するハメになりました。右折では右へウィンカーを出しますがウィンカーは和製英語で、アメリカではTurn Signal(ターン・シグナル)です。
ルーム・ミラーに後ろの車が映りますが、これも和製英語でアメリカではRear -View Mirror(リア・ビュー・ミラー)です。踏切で一旦停止するのは、日本と韓国ぐらいで、アメリカでは踏切で止まってはいけません。エンストの原因になるからですが、エンストはEngine Stall(エンジン・ストール)です。
また、日本では傾斜のきつい登り坂には「登坂車線」と書いてありますが、アメリカではTruck Lane(トラック・レーン)と書いてあります。トラックだけが走る車線ではありません。追い越し車線はPassing Lane(パッシング・レーン)かFast Lane(ファスト・レーン)です。
日本では、譲ってもらったりした時には「サンキュー・ハザード」と言ってパーキング・ランプあるいはハザード・ランプを3回ほど点滅して相手に御礼の意思表示をしますが、アメリカでこれを行うと「自分は故障している」「トラブルになっている」と勘違いされてしまいます。
アメリカで運転中に「ありがとう」「わかっている」を表現する時には、ステアリング・ホイールを握っている人差し指をフロント・ウィンドウから見えるように「ピコン」と立てて合図します。
引用
1)https://eow.alc.co.jp/search?q=クラクションを鳴らす
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