2021年のQueen

院長コラム

「99人のQueen：2021年の今だから聴きたい１曲」という番組が、NHKのBSプレミアムでありました。

Queenとは英国の伝説のロックグループです。2021年はQueenが結成されてから50年、ヴォーカルのフレディ・マーキュリーがAIDSでこの世を去ってから30年になります。各界の99人のQueenファンに「あなたにとって2021年の今だから聴きたいQueenの１曲を選んで」という企画です。

その中から選ばれたトップ10曲は何だったでしょうか。

Queenファンの私にとっても印象に残ったのでコラムに書きました。

コロナ病棟で闘う医療スタッフや患者、心が折れそうになる終わりなき戦いに、「我々はチャンピョンだ！」と流されたこの曲に世界中の多くの人々が奮い立ちました。同じく第10位には「Killer Queen」と「Don’t Stop Me Now」が入りました。

主人公に向けた応援ソング、「Keep Yourself Alive」自分の力で生き続けろ。そして「We Will Rock You（ウイー・ウイル・ロック・ユー）」あのメジャーリーグやスポーツの試合でもよく流れる「ドン・ドン・チャッ！」の「足踏み・足踏み・拍手！」が入っている曲です。

これはフレディの死の１ヶ月前に発売され「QUEENのショー」は続くと宣言した曲。「Love Of My Life」。俺の生き甲斐を返してくれ。「These Are The Days Of Our Lives」邦題は「輝ける日々」でフレディ生前最後の撮影による楽曲です。

が入りました。「お母さん、僕は今、人を殺しちゃったよ。ああ、どうしよう、ああ、大変だ」これだけの出来事を中心にオペラ調からハードロック調まで異例の６分間に及ぶ大曲です。苦しみの中から希望を見出したい、何とかなるだろう。

Column 3：ボヘミアン・ラプソディー

心から愛せる誰かを僕のために見つけて！

それでは、栄光の第１位は何だったでしょうか。

でした。

2020年の初頭から始まったコロナ禍。ワクチン接種や治療薬の開発にヤキモキしたり、何回も出される緊急事態宣言、自粛、自粛の連続で、私たちの心は病んでしまいました。この間も当然のように自然災害はあり、避難所ではコロナ対策も加わり、先の見えない閉塞した状態が続きました。

コロナ禍のために無観客で開催された東京2020オリンピックの開会式セレモニーでも「Teo Torriatte」が流れました。

「手を取り合って　このまま行こう　愛する人よ　静かな宵に　光を灯し　愛しき　教えを抱き」

　番組では、漫画家の浦沢直樹さんが、「50年経っても風雪に耐えて残っているものは本物なんです。」と言っていましたが、その通りだと思いました。

野崎雅裕野崎ウイメンズクリニック院長: 福岡市天神の産婦人科、野崎ウイメンズクリニックの院長。女性医学の専門医として、九州大学病院などにおいて、思春期から更年期女性のホルモン療法や不妊治療、漢方療法、月経痛や女性のこころとからだの悩みに関する医療に長年従事。ホルモン療法やピルの使い方、月経痛の対処法や月経移動の説明にも精通した熟練スタッフとともに、すべての患者様へあたたかいケアを行っている。