Column 94
2021/10/10 18:00
ゴルフでスタートホールのティーショット(第1打)がミスショットだった場合、もう1回「打ち直し」を認めるということを「マリガン」といいます。
アメリカではプライベートなラウンドに限り、このマリガンが認められます。
マリガンの由来は、1920年代にマリガン氏の友人たちが始めたという説があります1)。
私は1987年から2年間、米国オハイオ州シンシナティに留学しましたが、休日には他の日本人留学生や企業の駐在員の人達とゴルフを楽しみました。アメリカのゴルフ場はとにかく安価で日本の10分のⅠから20分のⅠの料金で利用できます。そこでアメリカ人のプレーヤーが「マリガン」と言っているのを何回も聞きました。当時はなんと言っているのかよく聞き取れずに、「マルガン?」「モリゲン?」「打ち直していいらしい」などと勝手に理解していました。
日本では「マリガン」は一般的ではありませんが、ティーショットがOB(林や谷に入ったときなど)の場合、プレーイング・フォー(特設ティーから第4打)が認められているゴルフ場もあります。これはローカル・ルールですが、後続のプレーヤーに遅いプレーで迷惑をかけないという良いアイデアでもあります。
最初のホールの最初のショット、誰でも緊張します。失敗したら「ちょっとやり直していい?」「マリガン?」「どうぞ、どうぞ、リラックスして」と、プレーを円滑にする良いルールですが、それを理解していない人には通じないルールです。プライベートではない日常生活でも「マリガン」をくり返すと不信感の元になりますね。気をつけたいものです。
引用
1)http://www.arimacc.jp/ゴルフエピソード/post-6716
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