Column 204
2023/03/28 18:00
それは「まるで映画のような」展開でした!
野球の国別対抗戦、第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC 2023)の決勝がアメリカマイアミで行われ、日本は見事に前回王者のアメリカを破り世界一に輝きました。前日のメキシコとの準決勝では、それまで不振に苦しんでいた村上選手が逆転サヨナラ勝ちを決めて、連日の快挙となりました。
日本からは、米メジャーリーグに在籍する大谷選手、ダルビッシュ選手、吉田選手、ヌートバー選手も含めた30名がアメリカとの決勝戦に臨みました。対するアメリカは30名全員が超一流のメジャーリーグ選手という強敵です。それでも日本は7名のピッチャーが我慢強く継投してアメリカの強打者を抑えました。「最後まであきらめてはいけない」ことを実感しました。
野球の神様に導かれたような決勝戦でした。8回ダルビッシュ投手が1点に抑えた次の9回には打者で泥だらけの大谷選手が投手として登板。世界一の二刀流 大谷 の登場です。3対2と1点リードの二死走者なしの場面で大谷が対峙したのは、大谷と同じエンゼルスの同僚でアメリカのキャプテン、トラウト。
大谷選手が「最後の最後で対戦するとは思わなかった」と、一球一球力のこもった球で2ストライク3ボールのフルカウントから、最後はスライダーで米大リーグを代表するトラウトのバットに空を切らせました。歓喜の雄叫びを上げる大谷選手、信じられない表情で引き上げるトラウト選手。
アメリカのメディアが「まるでハリウッド映画のよう」と日本の優勝戦を報じました。日本でテレビ観戦していた皆、鳥肌が立ちました。こんなことが実際にあるんだ、まさか最後にメジャーリーグの同僚で日本人とアメリカ人が勝負するなんて、これは人間が作ったシナリオではない。野球の神様がいるんだ。
栗山監督は、東京学芸大学で教員免許を取得後にドラフト外でプロ野球入りし、現役引退後はスポーツキャスターを務める傍ら、白鵬大学で教壇に立ち現在も教授として在籍しています。自宅のある北海道栗山町に少年野球場「栗の樹ファーム」を作るなど、WBCの選手達もすごいけれど監督もすごい人物です。
日本中が試合に釘付けになった一日でした。
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