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2018/12/13 18:00

Column 25:ロキタンスキー症候群

生まれつき子宮がない女性に対して、脳死した女性の子宮を移植した後に、体外受精・胚移植を実施して、2017年12月に無事、帝王切開で健康な女の赤ちゃんを誕生させることに成功したとの報告が、英国の医学雑誌ランセットに掲載されました。1)

この女性は、ロキタンスキー症候群の患者で、従来の医療では赤ちゃんを授かることは不可能でした。2014年に生体ドナーからの子宮を移植された患者での出産成功がスウェーデンで報告されましたが、これまでにこの方法で生まれた赤ちゃんは世界で11人しかいませんでした。

2017年の報告が世界初というのは、 “生体ドナー” ではなく “脳死ドナー” からの子宮を移植しての出産成功だったからです。子宮移植手術そのものが非常に難しい手術で、しかも移植された子宮に体外受精からの胚が正常に着床しないと妊娠に至りません。帝王切開までこぎつけた医療チームの喜びは、いかばかりであったかと思われます。

ロキタンスキー症候群は1838年に報告され、出生女児の5000人に1人の割合で発生しますが、遺伝子の異常はなく、膣と子宮は欠損しますが、卵管・卵巣は正常で女性ホルモンも正常に分泌されます。以前は、体外受精と代理出産によってのみ遺伝的な自身の子どもを作ることが可能でした。2)子宮移植成功率の上昇は、ロキタンスキー症候群の女性にとって大変な朗報です。

■引用・参考文献
1)https://www.technologyreview.jp/nl/the-first-baby-has-been-born-after-a-uterus-transplant-from-a-dead-donor/、2018年12月13日アクセス
2)https://kotobank.jp/word/ロキタンスキー症候群-1748152、2018年12月13日アクセス

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