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2021/10/19 18:00

Column 97:パルスオキシメーター
感染症対策

 2021年の秋に入って、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の第5波がようやく終息しつつありますが、これからいくつの波がやってくるのか、いつになったらこのコロナ禍から解放されるのか、安心して海外旅行に行ったりパーティでグラスを傾ける日はいつ来るのか、不安な日々が続いています。

 こんなコロナ禍にあって、COVID-19感染症の日常診療で欠かせなくなったのが、パルスオキシメーター です。これは、赤い光の出るプローブを指先に挟んで皮膚を通して動脈血酸素飽和度(SpO2)と脈拍数を測定する装置で、心臓の病気、肺炎や呼吸器疾患で広く使われるようになりました1)。

パルスオキシメーター とは、検知器を指先や耳たぶなどに装着し、侵襲を伴わずに脈拍数と経皮的動脈血酸素飽和度 をリアルタイムでモニターするための医療機器である。モニター結果を内蔵メモリーに記録できるものや、腕時計のような小型のものもある。

 血液が赤いのは赤血球に含まれているヘモグロビンという色素のためです。

ヘモグロビンは酸素と結合する性質をもっています。肺から取り込まれた酸素はこのヘモグロビンと結合して全身に運ばれます。ヘモグロビンは、酸素と結合すると赤くなり、酸素から離れると黒くなります。肺で酸素をため込み心臓から送られたばかりの新鮮な血液(動脈血)は色が赤々としていますが、全身に酸素を配り終えた後の血液(静脈血)は黒めの色になります。血液検査で採血された血液が意外と黒いと思われるのは静脈血を採取しているからです。

SpO2とは、心臓から全身に運ばれる動脈血の中を流れている赤血球に含まれているヘモグロビンの何%に酸素が結合しているかを示しています。そのため最大値は100%です。一般的にSpO2は96~99%が正常値で、90%以下では呼吸不全の状態ですので適切な対応が必要です1)。

 コロナ禍が世界を覆い始めた2020年4月18日、パルスオキシメーターの生みの親である青柳卓雄氏が老衰のため84年の生涯を終えました。週刊現代2021年9月25日号に特集記事が掲載されています。「地位や名誉はいらない。世間や会社から評価されなくてもいい。信念を曲げず、愚直に研究を続けていれば必ず人の役に立つ。これは、いまや世界中で重宝される医療機器を開発した男の一代記である」。

引用

1)https://www.jrs.or.jp/modules/citizen/index.php?content_id=139
2)週刊現代2021年9月25日号p60―p63

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