Column 64
2020/10/16 18:00
米誌「ブレティン・オブ・ジ・アトミック・サイエンティスツ(Bulletin of the Atomic Scientists)」は2019年1月25日、人類による地球破壊までの残り時間を比喩的に示す「終末時計」が30秒進み、1953年と並び過去最短の残り2分になったと発表しました1)。
その理由として、中国、パキスタン、インドによる核兵器の強化が1つ目の原因。そして、2つ目の原因が北朝鮮の核開発と実験および日本へ向けたミサイルの発射であり、3つ目の原因がトランプ大統領の予測不可能なツイッターの投稿であると指摘しています1)。
世界終末時計の推移は1947年から記録されていますが、過去最悪だった1953年の「残り2分」の要因はアメリカとソ連が水爆の実験に成功したというものでした2)。それと正反対に、ソビエト連邦が崩壊した1991年が一番「時間が余った17分」となっています2)。
今年の2018年現在の様子が1953年と並んで過去最悪レベルの危険水準だということは、何とも嫌な世界情勢ですね。米紙では3つの要因の他にも、各国の指導者が地球温暖化防止のための対策を何にもとらなかった、あるいは対策を強化させなかったためだとも伝えています2)。
■引用・参考文献
1)http://www.afpbb.com/articles/-/3160015?cx_part=top_block&cx_position=1
2)https://takenori.info/blog/clock/
©️ Nozaki Women's Clinic Allrights Reserved.
Designed by HARUNO design.