Column 11
2018/12/05 18:00
近年、タクシーに乗ってクレジットカードで支払ったり、改札口で交通系カードをかざして通ったり、インターネットでの購入にクレジットカード決済を利用するのは、ごく普通に行われるようになりました。同時に、スマートフォンでのおサイフケータイ支払いも増えつつあります。
ある日、韓国からのカップルが旅行中に当院へ診察を受けにきました。無事に診察を終えて帰る時に、クリニックの受付がざわついています。何かしらんと受付に行ってみると、スマートフォンのおサイフケータイで支払おうと端末を探しています。未だ当院にはそのシステムがないので両替所に案内しました。
日本でのクレジットカード利用率は16.6%、カード大国といわれるアメリカでも25.1%ですが、韓国でのクレジットカード利用率は72.3%、その他の現金以外での決済も合わせると90%にも上ります(2015年統計、2017年発表)。韓国のキャッシュレス決済の浸透率の高さが段違いであることが分かります。1)
この高い浸透率には韓国政府の施策があるようです。クレジットカードの使用で税金が安くなったり、利用控えにある番号が宝くじになったりするそうです。しかし良い面ばかりではなく多重債務者や自己破産が増えたりと社会問題にもなっています。日本のキャッシュレス化はどうなっていくのでしょうか。
■引用・参考文献
1)「Citrus Japan」https://citrusjapan.co.jp/column/cj-column/w008_201803.html、2018年12月5日アクセス
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