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2018/12/11 18:00

Column 21:がんの免疫療法

毎年12月10日は、ノーベル賞の授賞式がスエーデンのストックホルムで行われます。今年、2018年は京都大学の本庶佑教授が受賞されます。受賞の理由は「免疫抑制の阻害によるがん治療法の発見」です。同時に受賞するのは、テキサス大学のジェームス・アリソン教授です。

本庶教授は、免疫細胞のT細胞表面で働くタンパク質「PD-1」と結合して免疫の働きにブレーキをかけるタンパク質を突き止め、免疫チェックポイント阻害薬「オプジーボ」開発の道を開きました。この薬はその後実用化され、2014年に小野薬品から発売されて現在がん治療の現場で使用されています。1)

12月6日のカロリンスカ研究所の公式記者会見で本庶教授は、「2050年までにほとんどのがんが免疫療法で治療できるようになる」との展望を話されました。2)本庶教授のこれまでの研究に裏打ちされた展望ですので、これは凄いことです。恐らく、あと30年も経たないうちに更に画期的な治療法が実用化されていくことでしょう。

今から40年前、私は医師になる時、がんは近い将来治る病気になるだろうと思い、ホルモン研究の道を選びました。その後、がん治療は進歩してきましたが、がんの死亡率は依然として高いままでした。まさか今回のような画期的な治療法が世に出るとは思いませんでした。本庶先生!スゴイ!

■引用・参考文献
1)https://www.yakuji.co.jp/entry67694.html、2018年12月11日アクセス2)https://mainichi.jp/articles/20181206/k00/00m/040/305000c、2018年12月11日アクセス


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