Column 338
2026/07/31 18:00

まばたきをすると、涙が目の表面を覆います。涙は目の機能を正常に保つために必要不可欠です。目の表面を覆うことで乾燥を防ぐだけでなく、細胞に酸素や栄養を運びます。また、異物を洗い流し、微生物の侵入や感染を予防することも涙の役割です1)。
その涙が溢れ出る時があります。悔しい時、悲しい時、嬉しい時、感動した時などです。涙は自律神経への刺激から分泌され、感情の種類によって成分や味がちがうことがわかっています2)。
悔しい時や怒っている時の涙は、感情の昂りによって交感神経(自律神経のうちの心身を緊張させるもの)が刺激を受け、分泌されます。この時の涙はふり絞るように出すことが多いので、量は少なめでナトリウムを多く含んでいるために塩辛い味がします。
反対に、嬉しい時や感動した時の涙は、副交感神経(自律神経のうちの心身をリラックスさせるもの)が刺激を受け、分泌されます。とめどなく流れるといったように、量は多めでカリウムが多く、水っぽくて薄い味がします。
さらに、泣くという行為にはイライラや不安を鎮める効果があることもわかっています。ストレスを受けるとイライラや不安を引き起こすホルモンが血中に増えるのですが、このホルモンが涙として排出されてしまうので、泣くとスッキリして感じる人が多いようです。
たまには涙腺崩壊するような映画を観たり音楽を聴いたりするのも、心の健康のためには良いかもしれませんね。
引用・参考文
1)https://www.otsuka.co.jp/health-and-illness/dry-eye/functions-of-tears/
2)https://www.tachikawa-joshi.ac.jp/wp/wp-content/uploads/2021/09/202109.pdf

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