クリニック今年の漢字

今年の漢字

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　12月12日は漢字の日です。毎年、この日に京都の清水寺で日本漢字能力検定協会によって選出された「今年の漢字」が発表されます。2024年の漢字は「金」でした。

「光」の金としては、多くの『金』メダル獲得に沸いたパリオリンピック・パラリンピック、大谷翔平選手が50-50達成と3回目のMVP獲得で値千『金』の活躍、佐渡『金』山が日本で26件目の世界遺産に登録、20年ぶりに新紙幣が発行されたことが挙げられました。

「影」の金としては、政治とカネ・裏『金』問題などで政局が大きく変わり衆議院議員選挙で与党過半数割れ、全国で闇バイトによる『金』目当ての強盗事件が多発し、多くの国民が不安になったことが記憶に残っていますね。

そんな2024年、クリニックの周辺では天神ビッグバンの工事で続々と新しいビルが誕生しています。となりに高層ビルが建ったので暗くなるかと思いましたが、朝の光はビルのガラスに反射してしっかりと届いています。

当院では、新しい治療法として膣・外陰レーザー治療器のモナリザ・タッチ®︎を開始しました。レーザーの光による治療で、膣・外陰の粘膜・皮膚がふっくらと美しく甦ります。淡い光の中で謎めいた微笑みを浮かべ、レオナルド・ダ・ヴィンチの作品として有名な「モナ・リザ」の名を冠した施術です。（コラム289）。

ガラス張りのビルに反射する太陽の光、レーザーの光でよみがえる膣・外陰部の粘膜と皮膚。これまで光があたらなかった中高年女性のデリケート・ゾーンの悩みをレーザーの光が解決してくれるようになりました（コラム288）。

中高年女性の悩みといえば、尿もれや膣の下垂感など、骨盤底筋の弱まりによるトラブルが大変多くなってきます（コラム241）。一部分はモナリザ・タッチ®︎でも解決しますが、骨盤底筋への電気刺激で骨盤底筋が鍛えられてさまざまなトラブルが解決するようになりました。

当院でも骨盤底筋の電気刺激を行なうアンチェアーという医療機器を導入しました。20分間、この椅子に座っているだけで骨盤底筋が鍛えられて、尿もれや膣の下垂感が改善します。骨盤底筋増強への光も見えてきました。

以上から、今年のクリニックの漢字は「光」です。

野崎雅裕野崎ウイメンズクリニック院長: 福岡市天神の産婦人科、野崎ウイメンズクリニックの院長。女性医学の専門医として、九州大学病院などにおいて、思春期から更年期女性のホルモン療法や不妊治療、漢方療法、月経痛や女性のこころとからだの悩みに関する医療に長年従事。ホルモン療法やピルの使い方、月経痛の対処法や月経移動の説明にも精通した熟練スタッフとともに、すべての患者様へあたたかいケアを行っている。