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Column 71

2021/02/01 18:00

老犬になった愛犬リョーマ

若かりし頃、イノシシとの対決を賢明にも避けた愛犬リョーマも、齢を重ねて14歳になりました。犬の10歳は人間では60歳に当たるそうです。リョーマの14歳は人間の84歳に相当しますが、肌の艶、いや毛並みも良くて、柴犬特有のベージュとホワイトのアンジュレーションが見事です。84歳でも健康でかなりパワフルな人間もいますが、持病があれば84歳は無病息災とは言えない年齢です。

リョーマはどうか?って。彼には持病があります。胆嚢の中に砂がたまる胆砂症で、彼には珍しく食欲がなくなり死にかけたこともあります。子犬の頃の去勢手術も良くなかったらしく食後の腹痛でよく苦しみます。股関節もゆるいようで脱臼には注意するように獣医さんから言われています。

三度のメシよりリョーマが好きなもの、それはやっぱりメシ!です。いや、リョーマの場合は1日2食ですので、二度のメシですね。あとは一日中の朝寝、昼寝、夜寝ですが、そこはやはり元祖猟犬の芝犬ですから、寝ていてもガバッと起きてのジャンプ、さすがです。人間ならこうはいきませんね。

柴犬は高齢になると認知症になりやすいといわれています1)。症状は多岐にわたりますが、狭いところに入り込んで身動きできなくなる、単調な声で吠え続ける、生活が昼夜逆転、同じところをグルグル動き回る、呼びかけに反応しなくなる、これらの症状は今のところ出現していません。健やかな老後を送ってほしいものです。

■引用・参考文献
1)https://www.axa-direct.co.jp/pet/pet-ms/detail/4830/

この記事を書いた人

野崎 雅裕
野崎 雅裕野崎ウイメンズクリニック 院長
福岡市天神の産婦人科、野崎ウイメンズクリニックの院長。女性医学の専門医として、九州大学病院などにおいて、思春期から更年期女性のホルモン療法や不妊治療、漢方療法、月経痛や女性のこころとからだの悩みに関する医療に長年従事。ホルモン療法やピルの使い方、月経痛の対処法や月経移動の説明にも精通した熟練スタッフとともに、すべての患者様へあたたかいケアを行っている。
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