Column 69
2021/01/01 18:00
「セコム、していますか?」長嶋茂雄さんのCMで有名な言葉です。皆さんは「ライフ・シフト、していますか?」ライフ・シフトとは「ワーク・シフト」の著者リンダ・グラットンと経済学者のアンドリュー・スコットが著した本のタイトルで、「100年時代の人生戦略」という副題が付いています1)。
100歳以上の方々をわが国では「百寿者」と呼びます。昭和38年には全国で153人でしたが、昭和56年に千人を超え、平成10年に1万人、平成24年に5万人を超え、平成30年9月1日現在で69785人(女性は88%)に達しています2)。
長寿化が進み、これからを生きる私達は、100年以上生きる時代=100年ライフを過ごすことになります。この先はこれまでの3ステージ制(教育・仕事・老後)の人生からマルチステージ制の人生へと変化します1)。100年ライフになっても、教育と老後はあまり変わらないので、仕事にあてていたステージが長くなります1)。
これからは、定年まで働いて、老後を年金で過ごすという仕組みは破綻します1)。老後までの期間が長くなったので、このステージを生きるためには、お金という資産の他に、健康、仕事をする能力、人脈、パートナーという4つの無形の資産が大切になります1)。ステージを移行するときに急に4つの資産を作ろうとしても無理ですから、日頃からの努力が必要です。
■引用・参考文献
1)ライフ・シフト:リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット 東洋経済新報社
2)https://www.mhlw.go.jp/content/12304250/000354926.pdf
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