2023/01/06 18:28
40歳前後の更年期になると、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌がゆらぎ始めます。エストロゲンが減少すると、ホットフラッシュや発汗、めまいなどの更年期症状が起こるようになりますが、手指の関節に炎症が起こりやすくなり、朝起床時に手がこわばるのを感じるようになります。このような状態で、レジ袋を指に引っ掛けたり、固い瓶のフタを開けたり、タイルの目地磨きをしたり、指を酷使していると、次第に指の関節が痛んだり赤く腫れたりしてきます。さらに、エストロゲンの減少が続くと、指の関節が変形してきます。指の末端の第一関節が変形するのが「へバーデン結節」といって最も多く、第二関節が変形するのを「ブシャール結節」といいます。へバーデン結節やブシャール結節になると、元には戻りませんので、手のこわばりを自覚する時期にエストロゲンを補充するホルモン補充療法(HRT)を受けることが大切です。
©️ Nozaki Women's Clinic Allrights Reserved.
Designed by HARUNO design.