スリーハンドレッド

　コラムも300話（スリーハンドレッド）になりました。スリーハンドレッドといえば、映画「300（スリーハンドレッド）」が有名ですね。

「300（スリーハンドレッド）」は2006年アメリカの歴史アクション映画です。ペルシア帝国から服従を要求されたスパルタ王・レオニダス率いる300名の兵士が、ペルシア王・クセルクス率いる100万の軍隊を迎え撃った、紀元前480年テルモピュライの戦いを描いた作品です１）。

相手が多人数なのに対してこちらは少人数なので勝ち目がないということを「多勢に無勢」と言いますが、まさにそのような状態。この300名の兵士たちの壮絶な戦いがあったからこそ、スパルタは後にギリシア全土を巻き込んで、ペルシア帝国軍との戦いに立ち上がります。

「300」という響きは200や400と違ってどこか親しみやすい数なのでしょうか。博多駅の地下一階に「駅から三百歩横丁」というレストラン街があります。その名の通り、博多駅から歩いて300歩程の場所に位置しています。博多駅からは地下道で繋がっていて、焼きとり・居酒屋・鮮魚・もつ鍋・餃子など、福岡の名店10店舗がぎゅっと一つの場所に集まっています２）。

「百均（ひゃっきん）」は商品を1点100円で販売する店舗のことで「100円均一ショップ」の略です。最近では、300円を中心とした商品を販売する3 COINS というブランドもあります３）。ここでも300という数字や百円玉3枚という感覚が消費者には受け入れられているのではないかと思います。

歩く距離300mとなると徒歩4分です。これは不動産の表示に関する校正競争規約によるもので、徒歩1分を80mに相当するものとしています４）。

人間の体に関して300といえば、トーマス・O・マクラケン著「300枚の超精密な三次元画像で見る完全靭帯図鑑」という書籍があります５）。

300という数字は感覚的にイメージしやすいのかもしれませんね。

引用・参考文献

１）https://ja.wikipedia.org/wiki/300_〈スリーハンドレッド〉
２）https://www.jrhakatacity.com/floor/floorguide/?area=area7&floor=b1f
３）https://www.instagram.com/3coins_official/
４）https://www.a-s-re.com/blog/goodnews/001
５）https://tower.jp/artist/5347277

この記事を書いた人

野崎 雅裕野崎ウイメンズクリニック 院長

福岡市天神の産婦人科、野崎ウイメンズクリニックの院長。女性医学の専門医として、九州大学病院などにおいて、思春期から更年期女性のホルモン療法や不妊治療、漢方療法、月経痛や女性のこころとからだの悩みに関する医療に長年従事。ホルモン療法やピルの使い方、月経痛の対処法や月経移動の説明にも精通した熟練スタッフとともに、すべての患者様へあたたかいケアを行っている。

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