Column 334
2026/02/28 18:00

運動の強さのことを「運動強度」と言います。正しくは、体重1kgあたりに身体に取り込まれる酸素の量が指標とされますが、酸素の量は分かりづらいため、メッツ(MET:metabolic equivalent)という単位が使われます1)。
メッツとは、安静時の酸素摂取量(1分間に体重1kgあたり3.5ml摂取すると仮定)を1としたときに、その何倍のエネルギーを消費するのかを表しています。
例えば、座ってテレビをみることや車に乗ることは1.0メッツ、会話・食事・デスクワークは1.5メッツ、料理・洗濯・着替え・洗面・シャワー・家の中を歩くなどは2.0メッツ、ウォーキングや掃除は3.0メッツです。
スポーツの場合、卓球やラジオ体操第1は4.0メッツ、バドミントンやゴルフは4.3メッツ、野球やソフトボールは5.0メッツ、ウエイトトレーニング・スイミング・バスケットボールは6.0メッツ、山登りは6.5メッツ、サイクリングは8.0メッツ、柔道・柔術・空手などの武道・武術は10.0メッツとされます。
歩くのでも、スピードによって細かく分けられています。平地での毎分53m未満の非常にゆっくりとした歩行は2.0メッツ、毎分53mの遅い歩行は2.8メッツ、毎分67mの普通歩行は3.0メッツ、毎分93mの速歩きは4.3メッツ、毎分107mのかなりの速歩きは5.0メッツです。
走りになれば、さらに運動強度は上がります。ゆっくりとしたジョギングは6.0メッツ、普通のジョギングは7.0メッツ、ランニングになれば毎分134mで8.3メッツ、毎分139mで9.0メッツ、毎分161mで9.8メッツ、毎分188mで11メッツです。
仮に、11メッツでフルマラソンを走ったとすると3時間44分で完走できる計算になります。これは、フルマラソンの上位20%程度とされる4時間以内での完走「サブ4」に相当します。世界のトップアスリートが、いかにすごいかが分かりますね。
引用・参考文献
1)https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/undou-kiso/undou-energy.html

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