Column 56
2020/06/15 18:00
中学時代に習ったガソリンエンジンの仕組みは今でも鮮明に覚えています。ガソリンと空気を混ぜた混合気を吸入、圧縮、点火プラグのスパークによる爆発、排気、これが4サイクルエンジンの内燃の仕組みですね。若い頃はソレックスのキャブレターが凄いとか、DOHCがいいとか車好きにはたまらないものでした。
その後、吸気系にはスーパーチャージャーやターボチャージャーが市販車にも搭載され、コンピューターで制御されるエンジンが主流になりました。通常のガソリンエンジンは直線方向のピストン運動をクランクシャフトで円運動に変換するので、構造が簡単なモーターには負けますね。
次に考案されたのが、モーターとエンジンを組み合わせたハイブリッド車です。ハイブリッドというのは元来生物学では「雑種」という意味です。電池が小型化、軽量化されて、充電ステーションが広く普及すれば、ハイブリッド車も不要になるでしょう。
そこで、期待されるのが電気自動車です。実は、電気自動車の歴史は、ガソリンエンジン車より古いのです1)。電池は1777年、モーターは1823年に発明されており、1873年にイギリスで電気式四輪トラックが実用化されています1)。また、史上初の時速100㎞超えを達成したのは、なんと電気自動車だったそうです1)。
1886年にドイツ人のダイムラーが4ストロークエンジンを開発し、同じ年にドイツ人のベンツがガソリンエンジン車を実際に販売してから133年経ちましたが、近い将来、また電気自動車が走り回る社会が来るのでしょうか。
■引用・参考文献
1)https://gazoo.com/article/car_history/130530_1.html
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