WEB問診

WEB問診

ロゴ_sp

Column 157

2022/05/17 18:00

プラセンタ

更年期

院長コラム

 「プラセンタ」は哺乳動物で赤ちゃんと母親をつなぐ「胎盤」のことです1)。

プラセンタには、アミノ酸、ビタミン、ミネラル、酵素、核酸、成長因子が含まれています。これらは妊娠中の赤ちゃんにとって、生命を守るための必要な栄養素であり、成長するための大事な物質なのです。

 この中で、成長因子とは「細胞増殖因子」との呼ばれるタンパク質の一種で、細胞の増殖や分化を促進し、再生修復の働きがあり、新しい皮膚や組織をつくり健康な体づくりをサポートしてくれる成分です。成長因子には次にあげるものがあります。

 EGF(上皮細胞増殖因子)、皮膚の新陳代謝を促進します。FGF(線維芽細胞増殖因子)、コラーゲンやヒアルロン酸を増殖させます。HGF(肝細胞増殖因子)、肝細胞の最も強力な増殖因子で腎臓、脾臓、肺でも産生されており、器官再生促進作用があリます。IGF(インスリン様成長因子)、インスリンと類似したペプチドホルモンで、全身に作用します。NGF(神経細胞増殖因子)、神経伝達物質の合成促進作用があり自律神経のバランスを整えます。

 プラセンタの取り入れ方には様々ありますが、医療機関では注射による方法が主に行われています。この方法を「プラセンタ療法」といいますが、皮下注射または筋肉注射で行うのが一般的です。その他にサプリメントとして、プラセンタエキスを内服で摂取する方法もあります。

 プラセンタ療法は、肝機能障害、更年期障害に適応がある他に、疲労回復作用、皮膚の抗酸化作用、メラニン色素の抑制作用、皮膚の保湿作用、抗アレルギー作用、抗炎症作用、血行改善作用などに多くの効果が認められています。

福岡市天神にある野崎ウイメンズクリニックでも、疲労回復や皮膚の老化防止にプラセンタ注射による治療を行っています。また、自宅でもプラセンタを摂取できるようにプラセンタ・サプリメントが当院で入手できます。健康と美肌の管理にプラセンタを取り入れてみてはいかがでしょうか。

引用

1)https://brand.taisho.co.jp/contents/beauty/detail_449.html

この記事を書いた人

野崎 雅裕
野崎 雅裕野崎ウイメンズクリニック 院長
福岡市天神の産婦人科、野崎ウイメンズクリニックの院長。女性医学の専門医として、九州大学病院などにおいて、思春期から更年期女性のホルモン療法や不妊治療、漢方療法、月経痛や女性のこころとからだの悩みに関する医療に長年従事。ホルモン療法やピルの使い方、月経痛の対処法や月経移動の説明にも精通した熟練スタッフとともに、すべての患者様へあたたかいケアを行っている。
< 前
次 >
【更年期ケア編#2】尿もれの原因と予防のためのエクササイズ
2024/11/01 09:00
【更年期ケア編#1】更年期症状に対するセルフケアの方法
2024/10/01 09:00

Column 252

ピークボーンマス
ピークボーンマス
2024/02/27 18:00

Column ヘルスケアコラム2024/11/01 09:00

【更年期ケア編#2】尿もれの原因と予防のためのエクササイズ

Column ヘルスケアコラム2024/10/01 09:00

【更年期ケア編#1】更年期症状に対するセルフケアの方法

ピークボーンマス

Column 2522024/02/27 18:00

ピークボーンマス

トップに戻る
HOMEボタン
電話
WEB問診
トップに戻る
地下鉄天神駅14版出口直結 産婦人科

当院は完全予約制です

ご予約・お問い合わせ先は下記の電話まで

電話番号

〒810-0001
福岡市中央区天神1-9-17 福岡天神フコク生命ビル6F

電話番号

〒810-0001 福岡市中央区天神1-9-17
福岡天神フコク生命ビル6F

 
 

©️ Nozaki Women's Clinic Allrights Reserved.

Designed by HARUNO design.