Column 26
2018/12/14 18:00
「右のおばはん、更年期障害かと思いますよね。」
これは、2018年12月2日に放送された『M-1グランプリ2018』(テレビ朝日系)で審査員を務めた上沼恵美子さんからの率直な講評に不満を抱いた二人の芸人が、打ち上げの様子をSNSで中継し猛批判している中で出た発言です。女性蔑視ともとれる発言も飛び出し、一大騒動になりました。
記者:○○さんが上沼さんのことを「更年期障害」と批判していたのですが・・・。
上沼:「そうなんや、それは無礼やな!更年期障害というのは40代でやってきます。私はもう63歳なので、ないです。更年期障害なら、(あれだけ大変な)審査員は務まりません!」
上沼さんの言うとおりです。更年期は閉経年齢の50歳の前後5年から10年くらいの時期を指し、その時期に起こる多彩で不快な症状が更年期障害です。月経不順、ほてり、のぼせ、発汗、頭痛、めまい、気分不良、無気力、落ち込み、ドライアイ、ドライマウス、指の痛み、などなど数え上げたらキリがありません。
更年期障害の原因は女性ホルモンであるエストロゲンの “ゆらぎ” です。完全に減少してしまうと、閉経になります。「上沼さんもご主人の定年とお母さまの死が重なった3年ほど前から、不調を訴えはじめていました。フラフラすることも多く、周囲にも『しんどい』と語っていたそうです。そうした経験をした彼女だからこそ “更年期おばはん” 発言は見過ごせなかったのでしょう」。1)
それでも最終的には、後輩の失言にも “許し” を与えた上沼。この流れなら、自身の冠番組である『怪傑えみちゃんねる』(関西テレビ)に2人が出演する日も近いのでは?記者がそう聞いてみると、「いや~、その気はまったくないです(笑)」そう言って、上沼さんは記者を笑わせたそうです。1)“西の女帝”の素顔はどこまでも悠然としたものだったそうです
■引用・参考文献
1)https://jisin.jp/entertainment/entertainment-news/1692811/、2018年12月14日アクセス
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